五行説とは?

五行説とは、すべての事物は木・火・土・金・水の5つの基本物質(元素)から成るという考え方です。 5つの元素は、それぞれがお互いに協調、抑制の関係にあります。 相互協調の関係を「相生(そうせい)」といい、相互抑制の関係を「相克(そうこく)」といい、全体のバランスを取っています。 また、異常なバランス関係を「相乗(そうじょう)」や「相侮(そうぶ)」と言います。 こういうと「なんだそりゃ?」となるかもしれませんが、「人」で例えるとイメージしやすいかもしれません。 「火」のような燃えたぎる「やる気」ばかりだけでは物事は成功しませんよね?時には「水」のような冷静さ落ち着きが必要だったりします。 それは「人間関係」でも同様です。 火のような人ばかりの組織では、ちょっと暑苦しくて参ってしまいます(笑)。かといって、水のような静かな人ばかりの組織でも、息苦しくなってしまいます。 「バランス」を取ることが「組織」でも「人」でも大事になってきます。 そこらへんを説明するのに「五行説」というのは非常によくできています。 ですので、今回は五行説について、簡単にわかりやすく説明します。 もちろん、五行説は古代の考えであり、現代医学では五行説で全てを語るのは無理がありますことをご了承ください。 それでは、それぞれの特性や関係を見てみましょう。

五行の特性

木:曲直、収斂、肝臓、怒り、春、風 火:炎上、発散、心臓、喜び、夏、暑 土:収穫、弛緩、脾臓、憂い、長夏、湿 金:従革、凝固、肺、悲しみ、秋、燥 水:潤下、柔軟、腎臓、恐れ、冬、寒 特に「臓器」の特徴は興味深いです。 怒りすぎると肝臓が痛み、喜びすぎると心臓が痛み、思い悩みすぎると脾臓が痛み、悲しみすぎると肺が痛み、恐すぎると腎臓が痛むということです。 また、春は肝臓、夏は心臓、秋は肺、冬は腎臓など、季節ごとに気をつけなければいけない臓器もあるというのも興味深いです。

相生関係

生み出していく「陽」の関係。強すぎると「相乗」になります。 木生火:木が燃えて火を生む 火生土:燃えかすは灰になり土になる 土生金:土からは金が出る 金生水:金からは水が出る 水生木:水は木を養う

相克関係

打ち滅ぼしていく「陰」の関係。逆の関係を「相侮」といいます。 木克土:木は土から養分を奪う 土克水:土は水の流れをせきとめる 水克火:水は火を消す 火克金:火は金を溶かす 金克木:金属の斧等は木を切り倒す

願望実現したいなら5つのバランスを取ろう

以上が、五行説の大まかな説明になりますが、大事なことは、「それぞれがバランスを取っている」ということです。 どれか一つが独立して害をもたらしていると考えるのではなく、「関係性」の中で結果が生じていることを理解することです。 たとえば、組織でも同じことが言えるでしょう。 火のような人ばかりの組織ではまとまりがないでしょうし、水のようにおとなしい人たちばかりの組織でも成り立たないように。 また、一人の人間で考えてみても、幸福な人生を生きるために5つの要素のバランスを取る必要があるでしょう。 火のようなやる気であったり、水のような冷静さだったり、金のような固さだったり、木のような真っ直ぐさだったり、土のようなすべてを包み込む器だったり。 自然界はそれぞれがバランスを取って成り立っています。 弊社のコーチングや講座でも、どれかに偏らず、とらわれず、バランスを取ることを非常に重視しています。 たとえば、「やる気」をアップさせたいクライアントには、「火」の関係を見直します。 「赤」の物を何か身につけたり、「喜び」を強く表現してもらったりします。 または、「木」の関係を見直して、「怒り」をあおるかもしれません。 「そのままでいいのか?」「変わらなくていいのか?」などの質問をしたりします。 逆に、いつも燃えたぎっている人には、「水」の関係を見直します。 その場合は「黒」の物を身につけたり、「恐れ」、つまり、冷静さを保つことを考えてもらったりします。 または、「土」の関係を見直して、その「やる気」を土のように支えるリーダーになってはどうでしょうか?と促したりします。 このように、願望実現やハイパフォーマンスの実現に五行説はおおいに役立ちます。