『すべては「好き嫌い」から始まる(楠木建 著、文藝春秋、2019)』読了。
面白かった。努力できない、がんばれない自分にはとてもしっくりする本。
本書は「好き嫌い族」と「良し悪し族」に分けて、さまざまな物事の価値観について論説する点が秀逸。
物事を「良し悪し」で判断する人は苦しいよね。他人に厳しいし。
私の個人的な見解だが、特に厄介なのは一見「好き嫌い族」のように見せかけて、実は「良し悪し族」という人。こういう人は特に気難しい。
それより「好き嫌い」で判断した方が幸福度高いし、世の中うまく回りそう。
合理主義的思考がまん延する時代に一石を投じる貴重な一冊。
なんか「正しさ」や「他人目線」とかにとらわれて苦しんでる人には特にオススメじゃないかな。
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