『2040年のエネルギー覇権 ガラパゴス化する日本(平沼光著書/日本経済新聞出版社)』を読みました。
一言。とてもよかったです。
エネルギー関連はビッグチャンスだと考えています。
実際、さくのも太陽光発電事業は行っています。
そして、エネルギーの現状や未来を知りたくて、本書『2040年のエネルギー覇権 ガラパゴス化する日本(平沼光著書/日本経済新聞出版社)』を手に取りました。
エネルギー行き先は、もう世界でほぼ決められています。
その潮流に乗れば、ビッグチャンスになるわけですが、日本はうまく乗れていないわけです。
例えば、最近、太陽光発電の固定買取制度を終了するというニュースがありました。
理由は大まかにいえば「余っているから」ということです。
正確には余っているというより「使いこなせていない」のです。もったいないなくて仕方ありません。
まだまだ日本は再生可能エネルギーの創出は出遅れていて、スペインやドイツなどに比べて差をつけられています。
にも拘わらず、今回のこのニュースで開かれた「扉を閉める」方向になってしまいました。
関連プレイヤーのインセンティブは働かなくなり、必然、ドライブはかからなくなるでしょう。
Yahooコメントやtwitterなどを見ると「ざまあみろ」などのネガティブなものも見かけました。
国民が少し負担しているとはいえ、驚くほど世間に再生可能エネルギーは支持されていません。
本書を読むと、このまま進めば、日本はエネルギーガラパゴスになってしまうと予測しています。
現状の主力の石炭火力発電は二酸化炭素を多く出します。
日本は今後も地球環境に良くない石炭火力依存になってしまうということです。
世界ではエネルギーがほぼ無料で使える社会が来るかもしれませんが、日本は高いコストを支払うままでしょう。
それでいいのでしょうか?というメッセージが本書には強く込められています。
本書『2040年のエネルギー覇権 ガラパゴス化する日本(平沼光著書/日本経済新聞出版社)』を読むと、エネルギーの現状や未来を知るきっかけとなり、かつ、新しいビジネスチャンスにも気づくかもしれません。
目次
第1章 日本人が知らないエネルギー転換
第2章 始まったエネルギーのゲームチェンジャー
第3章 2040年のエネルギー社会 ゲームチェンジの行き先
第4章 不確定要素としての米国
第5章 ガラパゴス化に陥った日本
第6章 日本がエネルギーガラパゴス国にならないために
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