GHQに「従順ならざる唯一の日本人」と言われた男の中の男、「白洲次郎」が住んでいた「武相荘」に行って参りました。
若手経営者数人を連れての大人の社会見学です。
白洲次郎は「マッカーサーを怒鳴りつけた男」としても有名です。
日本が敗北した1945年のクリスマス。天皇から預かった贈り物をマッカーサーに届けたところ、「その辺に置いといて」と言われ、白洲次郎は激怒。
「我々は戦争に負けただけで、奴隷になったわけではない!」
「いやしくもかつて日本の統治者であった者からの贈り物をその辺に置いとけとは何事か!」とマッカーサーを叱ったそうです。なんとも粋です。
戦後占領時、多くの日本人が媚び諂いがちな中、白洲次郎が彼らに堂々と意見し、言うべきことは言い、一切の妥協をしなかったからこそ今の日本があるといえます。誠にカッコいい、男が憧れる男でした。
そのような空気感に触れることができ、大変貴重な会となりました。
余談ですが、驚いたのはディナーのクオリティとその価格。写真にもありますがこの質のコースで約7千円は破格でした。白洲次郎が使っていたといわれる「釜」で、まさしく「同じ釜の飯」が食べられたことも感激しました。
武相荘は西東京の鶴川駅にあります。新宿から各駅停車で1時間、急行ならさらに早く着く距離です。
白洲次郎という、現代日本を立て直した「影の立役者」でもあり、男が憧れる男の魂に触れたい方にはオススメの場所です。
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