バイクを運転していた。
交差点を通過しようとしたら、突然、左側の先に白バイが待機しているのが見えた。
あれ?
もしかして、今のって「一時停止」だったか?
と思いこんで、急ブレーキをしてしまった。
幸い、真後ろに車などはいなかったようで、大事には至らなかった。
でも、もし、後続車がいたら、追突されて大変なことになったかもしれない。
白バイさんは、安全な社会のために、頑張ってネズミ捕りをしてくれているに違いない。
しかし、だからこそ、白バイは「危険シグナル」を暗に発している。
運転者は経験を積めば積むほど、そのシグナルの重要度が高まり、無意識に入りやすい。
これが時と場合によっては、逆に危険性を引き出すことにもなりかねない。
何が言いたいかというと、「コーチやコンサルタント、先生業などは、クライアントに良くも悪くもそのようなシグナルを発しているかもしれない」と気づくことは重要だなと。
本来であれば、何のことはない意思決定も、コンサルタントや先生のことが頭にチラついて、返って質の低い意思決定をしてしまったり。
あるいは、社長や管理職など、社内で立場が上の人も同様だ。
本来であれば、GOしていいところを社長や上司などの叱責や注意などが頭をよぎり、無難な意思決定やくだらない意思決定をしてしまったり。
もちろん、これが良い結果を生む場合もある。
何も考えずに質の低い意思決定をしそうな時に、コンサルタントや社長などの存在が頭をよぎり、危険な意思決定を避けられることもあろう。
ただ、ここで言いたいのは「そういった良くも悪くも何らかのシグナルを発しているかもしれない」と客観的に理解しておくことの重要性である。
「なんでうちの社員は仕事ができないんだろう」と口ずさむ前に、そういった質の低い意思決定を自分が生み出しているかも?と立ち止まって考えてみることは重要。
ふと、白バイが見えたことで自分が質の低い意思決定をしてしまい、改めてそのことを考えさせられた。
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